春になると、お店のすぐ東にある「長久手古戦場公園」の桜の開花状況がなんだか気になります。

普段は全く気にしていない景色なのに、通勤途中の川沿いの桜並木がみるみるピンク色の満開になり、ヒラヒラと桜吹雪が舞うのを見るのが楽しみになります。

秋には紅葉が気になり、真っ赤に染まった木々を目にするにつけ、ちょっとセンチメンタルになることも。

きれいに染まった葉っぱが冬にはすっかり舞い落ちて、春にまた青々とした新緑に生まれ変わる･･･。

私は、なぜか木々が色づく秋に　「今年も元気に過ごすことができたなぁ、1年はあっという間だなぁ」と思います。

そして、ここからまた一年が始まる気がします。

若い頃は、桜にも紅葉にも、ましてや道端に咲く花など全く興味はありませんでしたが、どういうわけか歳を重ねるにつれ花が好きになってきました。

庭先でも、道端でも、誰でも知っている花も、名前すら知らない花も、咲いているのを見つけた瞬間が好きです。季節が進んでゆくのを感じるから。

時の流れを春夏秋冬それぞれに咲く花や木々の様子で感じることができます。

「暑い暑い」と言っていてもそのうち涼しくなるし、「寒い寒い」と言っていても、やがてはぽかぽか陽気がやってくる。必ず前に進んでいく。

なんだか、花に元気をもらえるような気がします。

スタッフ　伊藤