スタッフブログ 《1月のテーマはうさぎ》~因幡の白兎~
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1月のテーマは『うさぎ』
2023年、今年の干支は卯(うさぎ)です。
うさぎといえば、かわいらしい動物というイメージですが 有名なことわざに
『二兎を追う者は一兎をも得ず』があります。
欲を出して同時に2つのことをすると、中途半端になり、どちらも成功しないということ。
他にも調べてみると
『うさぎのひり放し』 仕事の後始末をつけないことのたとえ
『うさぎの昼寝』 油断していると思わぬ失敗を招くという戒めのことわざ
これは有名なうさぎと亀のイソップ寓話のお話にもあります。
イソップ寓話は紀元前6世紀ごろ古代ギリシャでまとめられたもので、日本には室町時代に伝わったそうです。
うさぎは世界でも日本でも昔から人と近いところに居たんですね。
そういえば数年前島根県の『出雲大社』にお参りに行った時、境内にいくつかのうさぎの像がありました。
古事記の『因幡の白兎』(いなばのしろうさぎ)の神話の舞台が、実は出雲の国でした。
どんなお話だったか…簡単に
【⛩️出雲の国に心のやさしい大国主神(おおくにぬしのかみ)という神様がいました。
兄弟の神様たちと因幡の国に八上比売(やかみひめ)という美しい姫にみんなで会いに行きました。
うさぎは隠岐の島に住んでいて、一度因幡の国に渡ってみたいと思いました。
うさぎはワニ(サ メ)を利用して向こうの岸まで渡ろうとしましたが もう少しの所でワニをだましていたことがばれてしまいました。ワニは怒り その仕返しにうさぎの皮を剥がしてしまいました。
通りかかった大国主神の兄弟たちは そのうさぎに意地悪をして、「海水を浴びて風にあたるとよい」と嘘をつきました。海水が乾いて傷がもっとひどくヒリヒリ痛みだしました。
そこに後から来た大国主神が通りかかり、体の皮を剥かれてさらに海水を浴びて泣いているこのうさぎを見つけました。
「かわいそうに、すぐに真水で体を洗い、それから蒲(がま)の花を摘んできて、その上に寝転ぶといい」と、うさぎに言いました。うさぎは川に浸かり蒲の花の上に寝ころびました。
そうするとうさぎの体から毛が生えはじめ、すっかり元のしろうさぎに戻りました。
そのあと随分遅れて大国主神は因幡の国に着きました。八上比売(やかみひめ)が求められたのは、先に着いた兄弟達ではなく大国主神でした】