健康ブログ~冷たい飲み物・タバコはNG!~
人が自然に入眠するためには、3月の健康ブログでも触れましたが、身体の内部の温度「深部体温」を下げることが大切です。
深部体温が下がると、睡眠ホルモンの分泌が活発になって、自然に眠くなります。
体温の上り下がりが大きいほど強い眠気を感じやすいので、寝る前の数時間前に冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を飲むことで、睡眠の質をあげられます。
温かい飲み物は、リラックス効果もありますので、寝る時間の1~2時間前に温かい飲み物を飲み、内臓を意図的に温めて体温を上げると、次に体温が下がるときに、自然と眠気がやってくる というわけです。
人は眠っている間に必ず汗をかいています。一晩で、一般的にコップ1~2杯分程度の汗をかくといわれているので、脱水症状をおこさないためにも、寝る前の水分補給は大事です。
温かい飲み物は寝る時間の1~2時間前までにゆっくり飲むことをおすすめします。
ゆっくり飲むことで胃腸に負担をかけることなく、栄養や成分をきちんと吸収できます。
量は多すぎて夜中に何度もトイレのために目が覚めてはいけないので、コップ1杯くらいを目安に飲むようにしましょう。
もうひとつ寝る前に避けたいのが喫煙です。
普段からタバコを吸われる方からすると、喫煙はリラックス効果があり、より深い睡眠につながると思っていらっしゃるかも知れませんが、実は逆に睡眠の質を下げてしまうこともあるので要注意だそうです。
ニコチンの作用には鎮静作用と覚せい作用の相反する働きがあり、より強く表れるのは覚せい作用の方なのです。
ニコチンの覚せい作用は約2時間続くと言われるので、できれば寝る前2時間以内は喫煙を避けたいところですね。
寝る前にタバコを吸うことが習慣になっている方にとっては、2時間もタバコを吸えないことにイライラして、これが睡眠の質を下げてしまうことになるかもしれませんので、吸わない時間を毎日10分ずつ延ばしていくなど工夫をして無理のない範囲で取り組んでみるのはどうでしょう。