冬色の空から春色の空に変わった頃つぼみを膨らませ、みるみるうちに花を咲かせる桜はとても元気をくれる。

まだまだ寒い季節からも、ついどんな具合か気になるとても存在感のある木でもあり、昨年桜の咲き誇る中息子が結婚式の前撮りをしたなぁ・・とか、桜の花が記憶を蘇らせてくれるきっかけをくれる。

久しぶりに子供の卒業した中学校の前を通ったらその時のことを思い出し、桜をバックに入学式帰りのピカピカのランドセル背負った娘の姿を写真に残そうと一生懸命写真を撮る親の姿を見て、あんな時もあったなあと思い出した。

やはり桜パワーは凄いなと感心する。今年の桜は今まで見た中でも最も見ごたえがあった。

開花宣言が出た後で寒気が入って、今までのようにあっという間に咲いてあっという間に散ってしまったというのがいつもだが、今年は枝の先の方の蕾までが咲いて、葉が出ていないきれいな満開を見ることができた。

ソメイヨシノは1本の元木を接ぎ木することで増やし、日本だけにとどまらず海外にまで広まったそうだ。

子供の頃桜は枝を折ったり、切ったりするとその木全体がダメに枯れてしまうから大事に見るだけにしなさいと言われた。

元が1つと言うことは病気が出たら全てに感染する可能性もあるそうだ。

桜守と言う言葉があるほど気を配れり、手を加えてくれている人のおかげでこの見事な桜を見ることができる。

満面の笑顔で眺める様子を見ればきっと苦労も何のそのと思えることだろう。

恐れ多いかもしれないが「マットを変えたらよく寝られるようになった」と言って下さるお客様の笑顔を見た時『嬉しい』『よかった』と思える感動に近いのだろうか(笑)

今日も舞い落ちる花吹雪の中を駆け抜けながら今年の素晴らしい桜に感謝し、桜パワーをエネルギーに変えて新しい時代に臨もうと淡い桜ピンクのように優しい決意を抱いた。

スタッフＣ