健康ブログ~お口の健康・歯みがき粉について
もうすぐ夏休みが始まりますが、コロナもなかなか終息の兆しがみえません。お口の中を清潔な状態に保つ事で感染予防につながります
そこで今回は「お口の健康」の前半という事で、歯みがき粉についてお伝えします。
歯みがき粉ってどんな物を選びますか?
なかなか新しい物に挑戦できずいつも同じ物を購入する方、その時お得な物を購入する方、色々な物を試したい方など選び方は色々ですが、ほとんどの方が歯みがき粉を使っていますよね。
歯科医師さんのおすすめはフッ素入りはみがき粉です。
その理由としては口の中にはたくさんの細菌があり、食べ物の糖を分解して酸を作ります、その酸によって歯が溶かされます、それが虫歯の始まりです。しかし歯の表面をきれいみがき、フッ素がついている状態だと細菌の動きを抑え込み、溶けたエナメル質の修復、歯の質の強化などをしてくれます。
それとフッ素によるコーティングです、フッ素樹脂加工がしてあるテフロン加工のフライパンは汚れが落ちやすいですよね、同じように歯みがきするたびにフッ素でコーティングすれば汚れにくく、汚れも落ちやすいです。
以上の事から歯みがき粉はフッ素入りがお勧めです。
では、もう少し詳しく効果別に歯みがき粉を見ていきましょう、
「歯を白くすると表記のある歯みがき粉」は研磨剤の粒子が大きく歯の表面を研く事で着色を落とし白くします。
「歯周病予防と表記のある歯みがき粉」は歯ぐきの炎症をおさえ、出血を防ぎ、歯周病の原因を直接殺菌してくれます。
「知覚過敏による歯がしみるのを防ぐと表記のある歯みがき粉」ですが、まず知覚過敏とは歯ぐきがさがる事で歯の根の表面が出てしまい、神経につながる細い管がたくさん出てそこに冷たい水などの刺激でしみる状態をいいます、知覚過敏用の歯みがき粉はその細い管を埋めて刺激物が当たっても神経まで伝わらない様にしてくれる物です。
また、味が自分の好みと合わないと歯みがきがいい加減になってしまいますので、味も大切です。
最後に使い方です、歯ブラシに水はつけない方が良いです、歯みがき粉のつけすぎもNGです
5歳以上の方でしたら1cm~2cm(約1g)で充分です、歯科医師さんの中には米粒一粒程度や小豆一粒程度と言ってみえる方もいます
歯みがきが終わった後は泡を出さずに10ml位の少ない水を含んで30秒ほどブクブクします
そうする事でお口の隅々まで薬用成分が行きわたります、その後はなるべく口をすすがない方が良いです。
どうですか?毎日自分がしている歯みがきと比べてみてください。
ご自分に合った歯みがき粉を選び、正しい歯みがきをしてお口の中を清潔に保つ様にしてください。
来月は「お口の健康」後編です。